歯ぐきが黒ずむのはなぜ?原因や治療法、予防法を解説

      2026/10/30

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、歯ぐきが黒ずむのはなぜ?原因や治療法、予防法を解説

こんにちは。向ヶ丘遊園で開院しております、近藤歯科・院長の近藤です。

以前と比べて歯ぐきが黒っぽくなってきたと感じたり、笑ったときに見える歯ぐきの色が気になるようになったりしていませんか?
歯ぐきの黒ずみは見た目の問題だけでなく、全身の健康状態や生活習慣を反映していることもあります。

今回は、歯ぐきが黒ずむさまざまな原因と、治療法や予防法を解説します。

 

歯ぐきの正常な色とは

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歯ぐきの色や状態は、お口の中の健康を測る重要な指標です。

健康な歯ぐきはサーモンピンクに近い均一なピンク色をしています。
ただし、歯ぐきの色には肌と同じように個人差があるため、人によって若干の差があるのは自然なことです。例えば、肌の色が濃い方は歯ぐきの色も濃い場合があります。これは生理的なメラニン沈着であり病的なものではないため、治療をするかどうかは審美的な観点から本人が希望するかどうかによります。

問題となる歯ぐきの黒ずみは、以前より黒ずんできた、色が濃くなってきた、特定の部位だけが黒ずんでいるといったものであり、過去や周囲との変化として現れることが多いです。

 

喫煙による歯ぐきの黒ずみ

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タバコは身体だけでなく、歯ぐきの健康や美しさにも悪影響を与えます。

歯ぐきの黒ずみの代表的な原因の一つが喫煙です。
タバコの煙に含まれるニコチンやタールなどの有害物質は、口腔粘膜のメラノサイトというメラニン色素を産生する細胞を刺激してメラニン産生を促します。これにより、茶色から黒褐色の色素沈着が生じます。

喫煙による歯ぐきの黒ずみは、喫煙歴が長いほど、また喫煙量が多いほど顕著になる傾向があります。
また、喫煙は、歯周病リスクの増大、口腔がんリスクの増大、創傷治癒の遅延などにも悪影響を及ぼします。

 

喫煙による黒ずみの治療法

喫煙による歯ぐきの黒ずみに対しては、何よりも禁煙が重要です。
禁煙によってニコチンによるメラノサイトへの刺激がなくなれば、色素沈着の改善が期待できます。ただし、禁煙後に色素沈着が減少するまでの期間は個人差があり、数か月から数年の長い期間が必要です。

メラニン色素沈着による歯ぐきの黒ずみに対して審美的な改善を希望する場合は、自由診療とはなりますが、ガムピーリングが選択肢となります。
薬剤を用いる方法では、薬剤を歯ぐきに塗布して表層の色素沈着した上皮を化学的に剥離することで、色素の少ない上皮の再生を促します。
レーザーを用いる方法では、特定の波長のレーザーをメラニン色素に照射することで色素を破壊します。出血が少なく術後の不快感が比較的少ないというメリットがあります。

 

喫煙による黒ずみの予防法

喫煙による色素沈着は喫煙を継続している限り進行し続けるため、できるだけ早い段階での禁煙が予防策となります。
禁煙は難しいと感じている場合は、禁煙診療の受診も検討しましょう。禁煙補助薬や、ニコチンパッチ、ニコチンガムなどの補助手段を活用することで、禁煙を継続しやすくなります。

 

歯科用金属による歯ぐきの黒ずみ

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過去に受けた虫歯治療などの金属が原因で、歯ぐきが黒くなってしまうことがあります。
この状態はメタルタトゥーとも呼ばれ、自然に消えることはありません。

金属色素沈着(メタルタトゥー)の主な原因は、歯科治療で使用された金属です。
銀歯などに使われる金銀パラジウム合金や銀合金からは微量の金属イオンが溶出することがあり、このイオンが歯ぐきの組織内に沈着して黒ずみとなります。

特にかぶせ物や詰め物の周辺の歯ぐきが黒くなっているケースは、この金属色素沈着によるものの可能性があります。
また古くなった根管治療に使用された材料からの金属成分が歯根を通じて歯ぐきに滲み出ることで、特定の歯の歯ぐきだけが黒ずむこともあります。

 

金属による黒ずみの治療法

金属による色素沈着が原因の場合は、原因となっている金属補綴物の除去と非金属素材への置き換えが対策となります。
銀歯をセラミッククラウンや樹脂製の補綴物に変更することで、それ以上の金属イオンの溶出がなくなります。

ただし、すでに組織内に沈着した色素は補綴物を変更しても自然に消えることはほとんどありません。
色素沈着した部位の審美的な改善を希望する場合は、補綴物の変更に加えて、ガムピーリングなどが検討されます。

 

金属による黒ずみの予防法

現在使用している金属補綴物の状態を定期的に確認し、劣化や腐食が見られる場合は早めに交換を検討することが、歯ぐきの金属色素沈着の予防につながります。
また、新たに補綴物を作製する場合は、セラミックやジルコニアなど非金属素材を選択することで、将来的な歯ぐきの黒ずみの予防につながります。

 

歯周病による歯ぐきの変色

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歯周病は歯を支える骨を溶かす病気ですが、歯ぐきの色にも大きな変化をもたらします。

歯周病が進行すると、慢性的な炎症が続くと歯ぐきの組織が線維化して色が暗くなったり、組織内への出血が起きて黒ずんで見えたりすることがあります。
また、縁下歯石は黒い色を呈することがあり、この黒い歯石が歯ぐきの外から透けて黒ずんで見えることがあります。

 

歯周病による変色の治療法

歯周病や縁下歯石が原因の歯ぐきの黒ずみに対しては、歯周病治療が必要です。
スケーリングやルートプレーニングによって歯石を除去し炎症を抑えることで、歯ぐきの色の改善を促します。

歯周病治療後は再発防止のために定期的なメンテナンスを継続することが、歯ぐきの健康を維持するうえで重要です。
歯科医院でのクリーニングとご自宅でのセルフケアを続けることで、健康的なピンク色の歯ぐきを取り戻すことができます。

 

歯周病による変色の予防法

毎日の丁寧なブラッシングと歯間ケアによってプラークと歯石の蓄積を防ぐことが大切です。
歯ぐきの境目に毛先を当てて丁寧にブラッシングすることでプラークを除去し、歯肉炎や歯周炎の発症を予防しましょう。
歯間ブラシやデンタルフロスを組み合わせることで、歯ブラシだけでは届きにくい歯間部のプラークも除去できます。

さらに、定期的な歯科検診も重要です。
縁下歯石の早期除去や補綴物の状態確認などを定期的に受けることで、黒ずみの原因となる問題に早期に対処することができます。2、3か月に1回の定期受診を継続するようにしましょう。

 

メラニン色素の過剰沈着と全身疾患

歯ぐきの黒ずみは、口内の問題ではなく、全身の病気や使用しているお薬が原因で起こることもあります。

外部からの刺激や体内の変化によってメラニンが過剰に作られ、歯ぐきが黒ずむケースです。
具体的な原因としては、喫煙のほかに、慢性的な摩擦刺激、特定の薬剤による影響、内分泌系の変化(ホルモンバランスの乱れ)などが挙げられます。

このような場合は歯ぐきの黒ずみが全身疾患のサインである可能性があるため、医科との連携による評価が必要です。原因となる全身疾患の治療を行うことで、症状の改善を目指します。

 

外傷や切開後の色素沈着

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過去の怪我や手術の跡が黒ずみとして残ることがあります。皮膚の傷跡が茶色くなるのと同様の現象です。

外傷や手術のあとに生じた炎症や出血の影響で、組織内に色素が残り、黒褐色に見える状態です。
これらの状態に対して審美的な改善を求める場合は、歯科医院にて歯肉のメラニン色素を除去する処置やレーザー治療を行うことで、色調を周囲の組織に近づけることが可能です。

 

口腔メラノーシス

口腔粘膜にメラニン色素が沈着して、茶褐色から黒褐色の色素斑がみられる状態を口腔メラノーシスと呼びます。
多くは生理的な色素沈着で心配のないものですが、全身疾患や薬剤、その他の病変との鑑別が必要な場合もあります。

口腔メラノーシスは口腔粘膜に生じるメラニン色素沈着の総称であり、歯ぐきにも発生します。喫煙性メラノーシス、生理的メラノーシス、薬剤性メラノーシスなど原因によっていくつかの種類に分類されます。

多くは良性の変化ですが、急激に色が濃くなる、大きさが増す、表面に変化があるといった場合は悪性のメラノーマである悪性黒色腫との鑑別が必要です。
歯科医院での定期的なチェックにより、早期発見に努めることが大切です。

 

歯ぐきの壊死

歯ぐきの組織が部分的に死んでしまうことで、黒く変色するケースです。これは緊急性の高い状態です。

歯周病の急性化、薬剤の誤った使用、外傷などによって歯ぐきの組織が壊死を起こすと、壊死した組織が黒ずんで見えることがあります。
強い痛みや腫れを伴うことが多く、速やかな歯科治療が必要です。

放置すると周囲の組織や骨にまで影響が及ぶため、できるだけ早く歯科医院を受診し、抗菌薬の投与や壊死組織の除去などの処置を受ける必要があります。

 

まとめ

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、歯ぐきが黒ずむのはなぜ?原因や治療法、予防法を解説

歯ぐきの黒ずみは喫煙による色素沈着、金属補綴物からの金属イオンの沈着、歯周病や縁下歯石による変色、メラニン色素の過剰沈着、外傷後の色素残存など、さまざまな原因によって生じます。

治療法としては禁煙、レーザーや薬剤を使ったガムピーリング、金属の補綴物からセラミックやプラスチックなどの補綴物への交換、歯周病治療による歯石除去と炎症のコントロールなどが原因に応じて選択されます。
予防としては禁煙、定期的な歯科検診、丁寧なオーラルケア、金属補綴物の管理などが重要であり、気になる変化があれば早めに歯科医師に相談することが大切です。

 


監修医・医院情報

監修医:近藤 猛(医療法人社団 新芽会 近藤歯科 院長)

経歴

日本歯科大学卒
医療法人社団 慈皓会 波多野歯科 勤務後
医療法人社団 新芽会 近藤歯科 院長就任
南カリフォルニア大学客員研究員
鶴見大学口腔顎顔面インプラント科専攻生

所属学会

日本口腔インプラント学会
日本歯内療法学会
日本歯科医師会
MAXIS Implant Institute Advance/Basic course 修了
University of Pennsylvania Microsurgery Course 修了
Santa Barbara Dr.Ruddle Advance/Basic Endodontics course 修了
内藤正裕 補綴咬合Ⅰ Ⅱコース修了



医療法人社団 新芽会 近藤歯科:https://kondoh-shika.or.jp/

〒214-0014 川崎市多摩区登戸2043 小田急マルシェ2-3F
電話:044-932-0418

交通アクセス
小田急電鉄小田原線 向ヶ丘遊園駅 徒歩0分

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