摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

      2026/07/10

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

こんにちは。向ヶ丘遊園で開院しております、近藤歯科・院長の近藤です。
いま、このページを開いてくださっているあなたは、きっと誰にも言えない深い苦しみや不安を抱えながら、必死の思いでここに辿り着いてくださったのだと思います。

「過食嘔吐(かしょくおうと)の習慣があり、気がつけば歯がボロボロになってしまった」
「前歯が薄くなって透けている、すり減ってボロボロで、人と話すときに口元を隠してしまう」
「歯医者さんに行かなければいけないのは分かっているけれど、お口を見せるのが恥ずかしい」
「もし『どうしてこんなになるまで放っておいたの?』『過食嘔吐はやめてください』と怒られたらどうしよう……」

そんな風に、一人で傷つき、悩んでいませんか?
当院は、あなたのお口の状態を見て、あなたを責めたり、否定したり、無理に病気の理由を問い詰めたりすることはありません。
摂食障害(拒食症・過食症)は、厚生労働省からも指定されている、とても複雑で、長く付き合っていかなければならない「心の病気」です。

それは、周りが簡単に「やめればいいのに」と言ってやめられるものではありませんし、あなたご自身が「歯のためにやめよう」と思って簡単にコントロールできるものでもないことを、私は十分に理解しています。

当院が大切にしているのは、病気をやめさせることではなく、「いま、摂食障害という大変な苦しみと闘っているあなたの人生において、これ以上お口のことで辛い思いをしてほしくない」ということです。
お口のプライバシーが守られた環境で、まずはボロボロになってしまった部分をきれいに治し、その後はあなたのペースに合わせて長く、ゆっくりと歯をメンテナンスしていく。
そのような長期的なサポートを、私たちは行っています。

 

摂食障害が歯に及ぼす影響:なぜ歯が「ボロボロ」になってしまうのか?

「ちゃんと歯磨きをしているのに、どうしてこんなに歯が欠けたり溶けたりするんだろう」

そんな風に悲しくなっている方もいるかもしれません。
摂食障害、特におう吐を伴う症状がある場合、お口の中は日常的に非常に過酷な環境に晒されることになります。
その原因を医学的に分かりやすく解説します。

 

原因①:胃酸によって歯が溶ける「酸蝕症(さんしょくしょう)」

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

私たちの歯の表面は、人体の中で最も硬い「エナメル質」という組織で守られています。
しかし、このエナメル質は「酸」に対して非常に弱いという致命的な弱点があります。

おう吐の際にお口の中に逆流してくる「胃酸」は、強酸性(pH1〜2ほど)の極めて強い酸です。
これは、車のバッテリー液に匹敵するほどの強さです。

この強力な胃酸が何度も歯に触れることで、歯の表面のエナメル質が化学的に溶けて薄くなってしまいます。
これを「酸蝕症(さんしょくしょう)」と呼びます。

 

原因②:エナメル質が失われ、中の「象牙質(ぞうげしつ)」が露出する

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

胃酸によって表面のエナメル質が溶けて薄くなると、その内側にある少し黄色っぽくて柔らかい「象牙質(ぞうげしつ)」という組織が剥き出しになります。

象牙質はエナメル質よりも格段に軟らかいため、虫歯の進行スピードが何倍も速くなります。
また、食べ物を噛むときの摩擦だけで簡単にすり減って(摩耗)しまうため、歯全体が急激に小さく、ボロボロになっていくのです。

 

原因③:唾液の減少による自浄作用の低下

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

摂食障害に伴う栄養不足や脱水症状、または過度なストレス、服薬などの影響により、お口の中の唾液(だえき)の分泌量が著しく減少することがあります。

唾液には、お口の中の酸を中和したり、細菌を洗い流したりする大切な役割(自浄作用)があります。
その唾液が減ることで、お口の中が常に酸性の状態に傾き続け、虫歯や酸蝕症の進行に拍車をかけてしまうのです。

 

データで見る摂食障害と酸蝕症の深い関係

摂食障害による歯のトラブルは、あなただけに起きている特別なことではありません。
世界中の多くの患者さまが、同じように歯の問題で苦しんでいます。
科学的なデータをご紹介します。

 

摂食障害患者における酸蝕症の罹患率

おう吐を伴う摂食障害(過食症など)の患者さまにおいて、歯の酸蝕症(溶ける症状)が見られる割合:約 69.2%

(出典:日本の厚生労働省研究班、および海外のメタアナリシスデータ「Prevalence of dental erosion in patients with eating disorders: a systematic review」)

 

一般の人との虫歯・酸蝕症リスクの比較

おう吐の習慣がある人は、そうでない人に比べて、歯が広範囲に溶けるリスクが約 5.5倍 高くなる。

(出典:Journal of Dentistry などの歯科医学誌に掲載された疫学調査)

この調査結果が示す通り、約7割近くの方がお口の中に同様の症状を抱えています。
歯科医師から見れば、これは「よくある、そして適切なステップを踏めば必ずきれいに修復できるお口の病気」の一つなのです。
ですから、「自分の口は特別ひどいから見せられない」と恥じる必要はまったくありません。

 

酸蝕症(胃酸)だけじゃない、摂食障害に見られがちな歯・お口のトラブル

虫歯(う蝕)の急激な進行と重症化

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

通常の虫歯とは比較にならないほど、広範囲かつハイスピードで虫歯が進行します。
特に、歯と歯茎の境目(歯頸部)がぐるりと一周黒くなって欠けてしまったり、詰め物の隙間から一気に内部へ広がったりします。

これは、過食期に炭水化物や甘いもの(糖質)を大量に摂取することに加え、嘔吐直後はお口の中が細菌の最も好む「酸性」に大きく傾くためです。
さらに、後述する「唾液の減少」が重なることで、虫歯菌の活動が爆発的に活発化してしまいます。

 

重度の歯周病・歯茎の炎症(歯肉炎・歯周炎)

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

「歯磨きをすると歯茎からドバッと血が出る」
「歯茎が赤黒くブヨブヨに腫れる」
「歯がグラグラしてくる」

といった症状です。
これは、拒食や嘔吐による「深刻な栄養不足(特にビタミンCやタンパク質の欠乏)」が原因です。
歯茎のコラーゲン繊維や粘膜を作れなくなるため、お口の免疫力が著しく低下します。
これにより、わずかなプラーク(歯垢)であっても歯茎が過剰に炎症を起こし、骨を溶かす歯周病へと急速に悪化してしまいます。

 

ドライマウス(口腔乾燥症)による強い口臭やネバつき

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

「お口の中が常にカラカラに乾く」
「唾液がネバネバして話しにくい」
「しっかり磨いているのに口臭が気になる」

という症状です。
これは、頻繁なおう吐や下剤の乱用による「慢性的な脱水症状」が主な原因です。
また、摂食障害に伴う強いストレスや自律神経の乱れ、あるいは抗不安薬や抗うつ薬などの精神科系のお薬の副作用としても、唾液の分泌量は著しく低下します。
唾液による天然の殺菌・洗浄作用が失われるため、お口の中が細菌の温床になります。

 

歯ぎしり・食いしばりによる「歯の破折」と「顎関節症」

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

「朝起きると顎や奥歯がズキズキ痛む」
「歯の先端がパキッと欠ける」
「口が大きく開かない・カクカク音が鳴る」

というトラブルです。
摂食障害の背景にある、言葉にできない過度な不安や心理的ストレス、自責の念などが、就寝中の猛烈な「歯ぎしり」や「無意識の食いしばり」として現れます。
胃酸で柔らかく脆くなっている歯にこの異常な圧力が加わるため、歯が真っ二つに割れたり(歯根破折)、顎の関節を痛めたりしやすくなります。

 

耳下腺(じかせん)の腫れによる顔の変化

歯そのもののトラブルではありませんが、耳の付け根からエラの後ろあたり(耳下腺)がぽっこりと腫れ、おたふく風邪のように顔の輪郭が大きくふっくらと見えてしまうことがあります。
体重は落ちているのに「顔だけが太って見える」と、患者さまを精神的に苦しめる原因になります。
これは、頻繁におう吐を繰り返すことで、唾液を作って分泌する工場である「耳下腺」や「顎下腺」が過剰に刺激され、一種の過労状態(肥大化)を起こすために発生します。

 

プライバシーを守る環境と、心に寄り添うカウンセリング

歯医者さんに行くのを躊躇してしまう一番の理由は、「周囲の目が気になる」「病気のことが他の患者さまに聞こえたら嫌だ」という精神的な負担ではないでしょうか。
当院では、患者さまが心に余計な負担を感じることなく、安心して治療を受けられる体制を整えています。

 

① 「完全個室・個室特診室」の完備:プライバシーへの配慮

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

当院には、周囲の視線や声が一切気にならないプライバシーに配慮した「個室の診療室」を完備しています。
お口のお悩みや、体調のこと、おう吐の頻度など、デリケートなお話はすべてこの個室、または個室のカウンセリングルームでお伺いします。
隣の診察台の人に会話を聞かれる心配は一切ありませんので、どうぞ安心してお気持ちをお話しください。

 

② 丁寧なカウンセリング

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

当院では、いきなり歯の治療を行うようなことはありません。
まずはあなたの現在のお悩みや、「こういう治療をしてほしい」「これだけは避けてほしい」といったご希望を個室でじっくりと伺います。
あなたの心が落ち着くまで、しっかりと寄り添います。

 

近藤歯科が考える、摂食障害を抱える方のための歯科治療方針

当院の治療方針はとてもシンプルです。
それは、「あなたの心に負担をかけない長期的なペース配分で、段階的にお口の健康を取り戻すこと」です。

多くの歯科医院では、虫歯を見つけると「すぐにすべて削って完璧に治す」という短期集中型の治療を計画しがちです。
しかし、長く付き合っていく心の病気だからこそ、歯科治療も一時的なものではなく、長期的なサポートと柔軟な軌道修正が必要です。
当院では、以下のようなステップに分けて治療とケアを進めていきます。

 

ステップ①:まずは今ある「つらい痛み」や「見た目の問題」をしっかり治す

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

第一に、今現在感じている「冷たいものがしみて痛い」「噛むとズキズキする」といった不快な症状を取り除きます。

また、「前歯がボロボロで笑えない」という見た目(審美性)の問題も非常に重要です。
口元が気になって笑顔が消えてしまうことは、心にとっても大きなマイナスだからです。

当院では、高精度なセラミック治療システム(セレックなど)や、天然の歯の色に馴染む歯科用プラスチック(コンポジットレジン)などを用いて、まずはボロボロになってしまった歯を、きれいで機能的な状態へと修復します。

 

ステップ②:あなたのペースで「定期的にメンテナンス・修復」していく

向ヶ丘遊園駅徒歩0分、登戸駅からも近い歯医者、近藤歯科で、摂食障害で歯がボロボロになり悩んでいる方へ|プライバシーを守る歯科治療

一通り治療が終わった後は、そこからが本当のスタートです。
摂食障害という病気は、波があります。
体調が良い時期もあれば、どうしてもおう吐の頻度が増えてしまう辛い時期もあるでしょう。

それで良いのです。
もしまた少し歯がダメージを受けてしまったら、定期検診の際に私たちがそれを早期に見つけ、その都度優しく修復(リカバリー)していきます。

「またおう吐してしまったから、合わせる顔がなくて定期検診に行けない……」
と思う必要はまったくありません。

「また少し溶けちゃったから、お薬を塗って補強しておきましょうね」
と、私たちはいつでもあなたを笑顔でお迎えします。

 

【やめられなくて大丈夫】お家でできる、歯を守るための工夫

私はあなたに「歯が溶けるから過食おう吐をやめてください」と言いません。
それができたら、もうとっくに苦しんでいないはずだからです。

病気と闘いながらでも、「ほんの少しの工夫で、胃酸から歯を守る方法」はたくさんあります。
今日からお家でできる、お口のダメージを和らげるための具体的なセルフケアをご紹介します。

 

おう吐の直後に「すぐ歯磨き」はNG!まずは重曹水や水でゆすぐ

意外かもしれませんが、おう吐した直後にすぐ歯ブラシでゴシゴシ磨くのは絶対に避けてください。
胃酸によってエナメル質が極限まで柔らかくなっている直後に歯ブラシで擦ると、歯がヤスリで削るようにすり減ってしまいます。

まずはお水、できれば小さじ半分ほどの「重曹(炭酸水素ナトリウム)」をコップ1杯の水に溶かしたもので、ブクブクとしっかりうがいをしてください。重曹はアルカリ性なので、お口の中の強い胃酸を一瞬で中和してくれます。
うがいをしてから30分ほど経つと、唾液の力で歯の表面が少しずつ硬さを取り戻してきます。歯磨きをするのは、それからにしましょう。

 

② フッ素濃度の高い歯磨き粉やジェルを使う

溶けかかったエナメル質を修復(再石灰化)させるために、フッ素は非常に有効です。
市販のものであれば「1450ppm」と記載されている、高濃度フッ素配合の歯磨き粉を選んでください。
また、就寝前にフッ素ジェルを歯に塗る習慣をつけるだけでも、歯の耐酸性(酸に耐える力)を高めることができます。

 

③ キシリトールガムを噛んで唾液を出す

唾液の量を増やすために、シュガーレスのキシリトール100%ガムを噛むこともおすすめです。
唾液がたくさん出ることで、お口の中の胃酸が自然と薄まり、中和されやすくなります。

 

まとめ:恥ずかしがらずに、あなたのままでお越しください

摂食障害は、あなたの心が弱いからかかる病気ではありません。
誰よりも優しく、一生懸命に生きようとしているからこそ、心が悲鳴を上げてしまっている状態だと私は思っています。

だからこそ、その病気の結果としてボロボロになってしまったお口のことで、これ以上自分を責めたり、傷ついたりしないでください。
お口の中を整え、食べ物をしっかり噛んで美味しく食べられる状態を作ることは、体の健康だけでなく、いつか心が回復していくための大きな土台になります。

向ヶ丘遊園の近藤歯科は、あなたが病気を抱えたままであっても、それを含めてまるごと受け止め、長期的にサポートしていく準備ができています。

何年も歯医者に行っていないけれど、優しく診てほしい

個室で誰にも会わずに、ゆっくり相談に乗ってほしい

まずは前歯だけでも、きれいな状態に戻したい


どんな始まりでも構いません。
あなたが「少しお口をきれいにしてみようかな」と思えたその時に、いつでも頼っていただきたく思います。
どうぞ、安心してその一歩を踏み出してください。
スタッフ一同、あなたに寄り添える日を心よりお待ちしております。

 


監修医・医院情報

監修医:近藤 猛(医療法人社団 新芽会 近藤歯科 院長)

経歴

日本歯科大学卒
医療法人社団 慈皓会 波多野歯科 勤務後
医療法人社団 新芽会 近藤歯科 院長就任
南カリフォルニア大学客員研究員
鶴見大学口腔顎顔面インプラント科専攻生

所属学会

日本口腔インプラント学会
日本歯内療法学会
日本歯科医師会
MAXIS Implant Institute Advance/Basic course 修了
University of Pennsylvania Microsurgery Course 修了
Santa Barbara Dr.Ruddle Advance/Basic Endodontics course 修了
内藤正裕 補綴咬合Ⅰ Ⅱコース修了



医療法人社団 新芽会 近藤歯科:https://kondoh-shika.or.jp/

〒214-0014 川崎市多摩区登戸2043 小田急マルシェ2-3F
電話:044-932-0418

交通アクセス
小田急電鉄小田原線 向ヶ丘遊園駅 徒歩0分

PAGE TOP